【重戦車】の異名を持つドラマーである。
その名の通り、とんでもなくパワフルでテクニカルなフレーズを叩き出すのだが、自身は『僕が一番大切にしてるのはグルーヴだ』と言い切る。
『ステージのたびにドラムソロをやらされたが、あまり好きじゃない』『最優先すべきなのは曲で、メンバー個々ではない』とも。
ビリー・シーンが【ナイアシン】というユニットで曲を書いた時、デニスに『打ち込みで作ったから生ドラムでは無理だろう。適当にアレンジして』という言葉とともにデモを渡したのだが、完璧にコピーしてスタジオに来たというエピソードを持つ。
曲を最優先にするためにテクニックを磨いたタイプ、ということだろうか。
いずれにせよ、歴史に名を残すミュージシャンである。
記:2023/12/20